就業規則のすべてがわかる本
今後も、しばらくの間続くとみられる不況の中で、企業は結束を強めて生き抜く努力をせねばなりません。 「企業は人なり」という名言がありますが、この「人」というのは、もちろん、企業人の質の重要性を意味しているものであり、企業としても質の向上に一層磨きをかけることが必要となっています。 そういう時こそ、内部の規則を見直して礎を根本から立て直す努力することが必要でしょう。
就業規則はその最たるものであり、この職場の憲法ともいうべき規則を従業員に周知し、徹底していくことが必要となってくるのです。
本書は、人事労務について、多く生じるような問題を就業規則との関係から解説してみました。人事労務の範囲は極めて広く、とても本書のみで全分野を取り扱うことはできませんが、人事マンとしての最低限の心構えについては、この本書を読んでいただければマスターできると思います。 人事マンは、常に法律の改正・制定にアンテナを張り、労働協約の内容、就業規則の内容をマスターして人事労務の諸問題に適切かつ迅速な処理をしなくてはなりません。 本書を読まれると同時に、今まで敬遠しがちであった就業規則を座右の書として利用されることを願ってやみません。
書誌情報
発行年月日 | 1993/3/31 |
著者 | 外井浩志 |
出版社 | 総合法令 |